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 あるひの おしのさん家

私とは、むかしのおしの農場で育ち、山辺へと嫁いだ今も、ちょこちょことやってくる鈴木(和幸の妹)です。

 おしの農場のスタッフは、家族です。
 おじいちゃん、おばあちゃん、パパ、ママ(たまに子供達も)が力を合わせて田んぼや畑を作っています。
 そのハードな仕事ぶりは、和幸さんは本当は双子なんじゃないのか、日替わりで働いてるらしい、いや三つ子かもと、根も葉もないうわさがたつほどです。(そういったのは一人だけですが。)
 農繁期と言われる時期は、働いているか、寝ているかどちらかで、中途半端な時間は存在しません。みんな極限にチャレンジしているのか? と思うほどで、もうフラフラです・・・。しかも兄は、連日の日焼けでドチラノ国ノ方デスカ?といった状態になります。
 そんな時期の兄の口癖は「あ〜、田んぼで死んだら本望だ〜。」です。
 そんなある日地震がありました。震度2か3ぐらいだったように思います。その時兄は田んぼの見回り中で、田んぼと田んぼの間の細い土の道のような畦道を歩いていました。
 田んぼは 地盤がゆるいので、揺れは大きく感じるようです。兄は激しいめまいを感じ、
おおっ、とうとうきたかっ!
「とうとう田んぼでオレは終わるのか〜!そんな〜。」と思ったらしい。
 しかし数分後、地震であったと知るのです。
 またある日は、トラクターで代かきをしている時、激しい夕立になりました。
 こりゃヤバイ
と、田んぼの中の一本道の農道をトラクターで帰り始めました。周りは田んぼだけ。高い建物などあるはずもなく、トラクターのスピードでは急いでもたかが知れています。
 いとしい愛車を放置して行く訳にもいかず、激しい雷のなか怯えながらトラクターを運転する兄・・・。
 そのとき、光と共に、ドカーン!と、ものすごい音が・・・。本人いわく、「オレさ落ちたと思った。あんな恐ろしい思いは、したごどない。」その時、キャビン付のトラクターを買おうと心に決めたのであった・・・。(たぶん)

          
 
 
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