1 はいしゃ
「おじいさん!」
「来たが。ほれ、けっつさ乗れ、今日 歯医者さ んぐぞ。」
「うん!パン買ってける?」
「んだな。終わったら 天童駅さ 行ってが。」
「うん!」
おじいさんは、毎日、自転車で 保育園に送り迎えをしてくれていた。
「んっ!おじいさん、くさい〜。」
「んん?んだ。今、ずさま、たっだんだま。後ろさ 乗ってだんだがら、
しかだないんだ。」
「やっぱりな〜。今、自転車のいすから、少しおしり、上がったがら、
たっだど思ったんだ〜。」
「ほだな、風ですぐ、ふとんで行ぐがら、いいんだ。」
「あたし、うしろさ乗ってだんだじぇ〜。」
「どさが行ったべは。」
「んん、あど くさぐないは。」
「んだべ。」
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